あまり有名ではない Emacs のオススメ設定
Emacs はいいぞ
先日公開された弊社清水さんの記事に触発されて、私も Emacs の記事を書きたくなりました。
今回は私が設定している項目の中からあまりメジャーではない(と私が思っている)ものを紹介します。
1. リージョンに上書き
この設定を行うと、リージョンを選択した後に文字入力やヤンク(ペースト)をした場合、それらの文字が上書きとなって入力されます。
削除するために C-d
を実行する手間が省けるため、オススメです。
(delete-selection-mode t)
2. 検索文字列削除
C-s
or C-r
での検索中に検索文字を削除する設定です。
(define-key isearch-mode-map (kbd "C-h") 'isearch-del-char)
isearch-mode 中に C-h
を isearch-del-char コマンドに割り当てています。
キーバインドは使いやすいようにカスタマイズしてください。
3. カーソルを固定したままスクロール
カーソル位置を動かさずに画面をスクロールする設定です。
「動きたくないけど見たい」って時に使えます。
(global-set-key (kbd "M-n") (lambda () (interactive) (scroll-up 1))) (global-set-key (kbd "M-p") (lambda () (interactive) (scroll-down 1)))
4. バッファ切り替え色々
バッファの「戻る」と「進む」です。
キーバインドはウェブブラウザのショートカットに合わせています。
(global-set-key (kbd "M-[") 'switch-to-prev-buffer) (global-set-key (kbd "M-]") 'switch-to-next-buffer)
こちらは自作した「直前のバッファに切り替え」のコマンドです。
Vim のキーバインドに合わせています。
(defun switch-to-just-before-buffer () (interactive) (switch-to-buffer (other-buffer))) (global-set-key (kbd "C-^") 'switch-to-just-before-buffer)
5. backward-kill-word のキルリングに入れない版
単語の後方削除で、その単語をキルリングに入れないようにする設定です。
こちらは Emacs Wiki に書かれていたものの引用です。
(defun delete-word (arg) (interactive "p") (delete-region (point) (progn (forward-word arg) (point)))) (defun backward-delete-word (arg) (interactive "p") (delete-word (- arg))) (global-set-key (read-kbd-macro "M-h") 'backward-delete-word)
6. マークした場所に一瞬で戻る
最後です。
おそらくこれが一番マイナーです。
なぜなら私が作成したパッケージだからです。
インストール方法は GitHub の README に書かれていますので、そちらをご覧ください。
(global-set-key (kbd "C-M-'") 'quick-back-mark) (global-set-key (kbd "C-'") 'quick-back-jump)
上記の設定を行うと C-M-'
でマーク、C-'
でジャンプとなります。
マークを実行するとそのバッファのその位置が記憶されます。
ジャンプを実行すると現在の位置がマークした箇所に切り替わります。
また 2 回連続ジャンプを実行するとジャンプ元に戻ります。
「移動したいけどすぐまた戻ってきたい」という時に便利です。
ぜひ使ってみてください。
リンク
ミレニアム・ファルコン製作日記 #9
9 号 表紙
パーツ
成果
今回の作業は以下の 3 つでした。
- コクピット照明の確認
- コクピットに外装を仮組みする
- 連絡チューブにディテールアップパーツを取り付ける
コクピット照明の確認では、単三電池 4 本をバッテリーボックスに入れ、スイッチを ON にして照明がつくことを確認しました。
最初はスイッチを ON にしても LED ライトが付かず、ものすごく焦りましたが、よく見たら電池がちゃんとハマっていませんでした。
落ち着け。
外装の仮組みでは、コクピットと連絡チューブを取り付けました。
接着作業は後の号で行います。
連絡チューブのディテールアップでは、第 6 号で提供された小さなパーツを接着しました。
写真ではわかりづらいですが、合計 11 のパーツを接着しています。
こういう作業が楽しい。
今回でコクピット周りがかなり出来上がってきました。
チューイの喜ぶ顔が脳裏に浮かびます。
ということで、「ずっとチューバッカのターン」な動画を置いておきます。
それではまた次回。
May the Force be with you!